ビデオで英五感について

2002年に「下手な英語もこうすりゃ使える」というメールマガジンを始めてから、ずっと、英語が使える様になる上で、大切なことは何なのだろうと考えてきました。

実は、メールマガジンを始めた当時、きっと、5年後、10年後には、国際化が進んだ次世代の日本人は、みんな、英語が話せる様になっているのではないかと思っていました。

一時期、3000人を超える読者の皆さんに応援していただいたメールマガジンも、諸事情により休刊したまま、長い年月が過ぎてしまいましたが、今でも、いろいろな年齢層の日本人の方々から、英語について相談されます。

10代や20代の若い世代の人たちも含め、まだまだ、英語を使える様になる為の悩みを抱えている方々は、たくさんいらっしゃるのだと実感しています。



20代半ばで日本を飛び出して、1994年から海外生活を続けている私は、発音は今でもJapanese Englishですが(汗;)、英語での数えきれない失敗を経て、顧客や同僚に日本人が全くいない英語環境で仕事をしたり、英語による大学レベルの資格も複数取得したり出来る程度には、英語が使えるようになりました。

ビジネス文書も、アカデミックな論文も、英語で書くことが出来る様になりました。

英語でニュースや小説や専門書を読み、英語で映画やTVドラマやドキュメンタリーを観て、英語で大学の講義やカーラジオを聴く日常が、当たり前になりました。

大学の講義も含め、オンラインで英語の映像を見る際には、時間を節約する為に、1.5倍から2倍の速さで映像を見る(1.5倍から2倍のスピードでネイティブの英語を聞いて理解する)ことも出来る様になりました。

あんなに苦手だった、英語による電話での問い合わせややり取りも、以前ほど苦にならなくなりました。(今でも、対面で話す英語の方が、電話で話す英語よりは気が楽ですが…。笑)



先日、海外生活24周年を迎え、「英語が使える様になる為に大切なこと」って何だろうと、考えてみました。

日本語と英語は、文法も発音も、全く違うとは言うものの、、、必須科目として義務教育にも含まれているし、英語学校や英語の教材が溢れているというのに、どうして、日本人は英語が苦手なのだろうかと、考えてみました。

「英語が話せる様になりたい」「どうしたら英語が分かるようになりますか」等など、みんな、一生懸命頑張っているのに、どうして英語が使える様にならないのだろうと、考えてみました。

「読み書きは得意だけれど、会話は苦手」という人が多くなってしまう日本の英語教育に不足しているものは、何なのだろうと、考えてみました。

24年前の私と、今の私を比べた時に、語学学校やオンライン英語講座や各種英語教材で教えていないけれど、「英語が使える様になる為に大切なこと」って何だろうと、考えてみました。



そこで辿り着いたのが、英語の喜怒哀楽、感情を理解する為の英語の五感「英五感です。

ニュージーランドで心のサポートをする資格を取得した際にも、コミュニケーションについて学びましたが、会話をする上で、言葉以上に、表情や口調が大切だというのは、よく言われることです。

コミュニケーションについての説明でよく引用される「メラビアンの法則」では、
言葉がメッセージ伝達に占める割合は7 %、声のトーンや口調は38 %、ボディーランゲージは55 % (メラビアンの法則 Wikipediaより)
と言われています。

詳細は、リンク先Wikipediaのページを読むか、Google等で調べていただくとして、私が気づいたのは、下記の二点です。



英語に対する苦手意識がある場合、

1) 英語を話そうとする際に、正しい英語のセンテンスを言うことに意識が集中して、表情や声のトーンや口調、ボディーランゲージは、全く違う内容を表現している。

例えば、楽しい内容の話をする際に、表情は、単語の発音が間違っていないかという不安な表情をしていたり、声のトーンや口調は弱い頼りないものだったり、ボディーランゲージは、オロオロと落ち着きがなかったり。
そうすると、相手には、いくつもの違うメッセージを同時に発していることになって、正しい英語かどうかということの前に、何が言いたいのか伝わり難くなってしまっています。

2) 英語を聞こうとする際に、相手の英語のセンテンスを聞き取ることに意識が集中して、表情や声のトーンや口調、ボディーランゲージが表現していることに、全く気付いていない

例えば、日本の駅で、英語で話しかけられた時に、相手が道に迷って困っているのか、人が多くて道に迷い易いよねという会話がしたいだけなのかとか、似たような英語のセンテンスでも、言葉以外の情報から、話の内容が伝わってきたりします。
顧客や同僚とのビジネス会話でも、友達との雑談等でも、相手が、喜んでいるのか怒っているのか、悲しんでいるのか楽しんでいるのか、相手の感情を理解出来なければ、相手が伝えたいことを本当に理解することは難しくなってしまいます。



既に存在する各種英語の勉強も大切ですが、この「ビデオで英五感」では、ネット上で無料視聴出来るビデオを通じて、英語の感情を理解することに注目してみたいと思っています。

英語と日本語の違いだけでなく、地域や人それぞれのカルチャーの違い等から、笑いのツボや、怒りの沸点等も違ってくることにも、気づいていただけたらと思います。

英語のビデオを見て、話し手の置かれた状況や感情に共感して、一緒に、笑ったり、涙したりすることが出来れば、あなたの英語力がアップすることは間違いありません!



英語のビデオは、分野にとらわれず、ニュースやお笑い、トーク番組、映画の予告編、ドキュメンタリーや雑学知識等など、「これは英語の感情、英五感を身に着けるのに役立つはずっ!」と思ったものをピックアップしていきたいと思います。

英語の字幕を常に表示して、慣れない内は、再生スピードを遅めにして、「ビデオで英五感」を身に着けてみて下さい。

この「ビデオで英五感」が、英語が使える様になる為にあなたに不足しているかも知れない「あと一歩」を提供し、あなたが自信を持って、感情表現豊かな英語を理解し、感情表現豊かな英語を話すことが出来る様になる為のお役に立てれば幸いです。


2018年4月 下手名英子

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