オールブラックスのバレット3兄弟のボウデンが、ダウン症のある妹さんを紹介~ダウン症への理解と言語治療へのサポートを期待



All Blacks' Barrett brothers share sister's story, raise Down syndrome awareness | Newshub
By Newshub on 10 Aug 2019

いきなり、バレット3兄弟の16歳の妹のZaraちゃん(兄弟からはZarsと呼ばれている)が、試合観戦後のスタンドに立って、お兄ちゃんのボウデン(Beauden Barrett)選手に気づいてもらおうとするところからスタートします。

"You, come here"と、お兄ちゃんに指でこっちに来るようにとゼスチャーするあたり、兄妹間では、妹さんの方が立場が強そうです。(英子も、10代の頃には、兄に対して、偉そうにっていうか、強気の態度だったかも。)


"Do you want to jump over here?"と、観客席から柵を超えて、グランド側に来るかって聞いた後、、、みっ、見ましたかぁ~。

お姫様抱っこ!

オールブラックスのメンバー、プロラグビー選手を兄に持つと、、、柵越えは、お姫様抱っこになるんですね。。。


"She's fun. She's kind. She also has Down syndrome..."

楽しくて、優しくて、ダウン症のあるZaraちゃん。

お兄ちゃんの試合に、ナーバスになっていたというZaraちゃんですが、お兄ちゃんの試合でのプレーを心配していた様子から、お兄ちゃんが大好きってことが伝わってきますね。


お母さんのロビン(Robyn)さん、お父さんのスマイリー(Smiley)さん、そして8人兄弟(5人兄弟Beaudy, Scotty, Jordie, KaneとBlake+3人姉妹)という大家族のバレット家。
この内、3人のお兄ちゃんたち、Beaudy, Scotty, Jordieが、日本ではバレット3兄弟と呼ばれているオールブラックスのメンバーで、先日、大分で行われたラグビーワールドカップの対カナダ戦では、全員がトライを決めるという偉業&新記録を達成しました。


試合後、家で、宿題だといって、試合の動画をチェックしているボウデンお兄ちゃんと会話している時も、もう一人のお兄ちゃんであるジョーディー(Jordie)も一緒に3人で、MontyとBlueという飼い犬の散歩をしている時も、Zaraちゃんは、とっても楽しそうです。


"Who is your best brother?"

と聞かれた時に、今両サイドにいるお兄ちゃん二人と答えるZaraちゃん。
その時一緒にいるお兄ちゃんたちが、一番好きなお兄ちゃんなんだ、、、って、名回答!
とっても正直だというZaraちゃんのことが、お兄ちゃんたちには、可愛くてしょうがないみたいですね。(見ているだけで、微笑ましい♪)


it is never anybody's fault, 誰の責任でもなく、1000人に1人の確率で、遺伝子疾患であるダウン症のある赤ちゃんがニュージーランドで生まれているそうです。

"People with Down syndrome need to feel loved. valued and included."
「ダウン症のある人は、愛されている、大切にされている、そして受け入れられていると感じることが必要なんだ」というボウデンお兄ちゃんの言葉。妹を想う気持ち、そして、ニュージーランド中、いや、世界中のダウン症のある人や、ダウン症のある人を持つ家族を想う気持ちが込められているように思います。

ダウン症のある人たちにとっては、話すことが課題になるとか。
大家族の中で、特別扱いをされることなく、みんなの会話の中に入っていたことは、Zaraちゃんにとって大きな助けになったそうです。

ニュージーランドの北島のタラナキ地方、Pungarehuという小さな町にある酪農家のバレット家。
オールブラックスに所属する兄弟も、ダウン症のあるZaraちゃんも、みんな平等に特別扱いしなかったみたいですが、それって、大家族ではより難しいかもしれないけれど、とっても大切なことかも知れないですね。


"She's funny, cheeky, and very honest. So if you're playing up, she'll tell you. If you're being a lovely brother, she'll tell you that, too."
面白くて、いたずらっ子で、とても正直。いい時にも、そうでない時にも、正直にそう言ってくれるZaraちゃんの素敵さを、スコット(Scott)お兄ちゃんも、しっかりと理解しているみたいですね。


動画の最後の方にありますが、ダウン症のある人たちは、一対一(one-on-one)の言語治療が必要なのに、ニュージーランドでは政府からの援助はないそうです。チャリティ団体のUpsideDownsによると、その言語治療を受ける為には、平均で年間NZ$4,000から、上はNZ$10,000くらいを、家族は負担しなければならないそうです。

バレット3兄弟は、このUpsideDownsの募金活動に協力しているとか。


Zaraちゃんのことを話す時の、ボウデンお兄ちゃんの表情が、なんとも素敵です。
お兄ちゃんに自分のことを褒められたことに照れたのか、

"Stop it, you"

と切り返す、Zaraちゃんの言葉もキュートです。

プロラグビー選手として知られるオールブラックスのバレット3兄弟の、妹思いの優しい兄としての一面を知ったり、ダウン症についての理解を深める為にも、是非ぜひ、この動画を見て下さい。気に入ったら、シェアも宜しくお願いしま~す♪



関連リンク:

All Blacks' Barrett brothers introduce their sister Zara, raising awareness for Down syndrome
Stuff.co.nz on Aug 12 2019 

Barrett family share emotional story of sister with Down syndrome
By Patrick Gower, Newshub on 11 Aug 2019
※上部でご紹介している動画は、このNewshub(テレビ(Three)、ラジオ、Webの総合ニュースメディア)のもので、Patrick Gowerが取材しています。

UpsideDowns Education Trust
※バレット3兄弟も支援している団体。すべてのダウン症のある子どもたちが、コミュニケーション力を高め、自信を持って自立して社会生活を送ることが出来る様、言語治療による支援を行っているそうです。詳細は、リンク先サイトをご覧ください。サイトから募金をすることも出来ます。

The NZ Down Syndrome Association
※ダウン症とは何かといった基本情報から、24歳以下のダウン症のある子供さんと一緒にニュージーランドに移民する場合についての情報もあります。(移民法は、いろいろと変わってきていて、残念ながら、高額な支援を必要とする人に対する受け入れ条件は、より厳しくなってきているみたいです。)

Down syndrome(Wikipedia)

ダウン症候群(Wikipedia)

公益財団法人 日本ダウン症協会

日本ダウン症療育研究会 (近畿大学医学部小児科学教室)




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