インターネット世代にダイヤル式黒電話で電話をかけるように頼んでみたら



Can This Teenager Use a Rotary Phone?
By TheEllenShow on 4 Nov 2019

いつも笑いと涙に溢れ、喜怒哀楽満載のアメリカのトーク番組、エレン・デジェネレスによる「The Ellen DeGeneres Show」から。(「アメリカに移民した当初は英語が全く理解出来なかったけれど、この番組を見ている内に、英語が分かるようになった!」という番組のファンが、過去に何度も登場したことがあります。)

この動画では、

インターネットが無かった時代には当たり前のように使われていた

1.紙に印刷された地図(英子は、今も時々使います!)
2.紙版の電話帳タウンページ(動画内ではYellowbook)
3.ダイヤル式黒電話



スタジオ観覧者の中から選ばれた17歳(高校生)の女の子に使ってもらったらどうなるか

というエピソードが紹介されています。


生まれた時から生活の中にインターネットがあった17歳の女の子に挑戦してもらったのは、インターネットが無かった頃を経験している英子世代にとっては、すごく簡単な、

1.地図を折りたたむ
2.タウンページ(Yellowbook / Yellow pages)で電話番号を見つける
3.ダイヤル式黒電話で電話をかける

という三つのタスク。

予想通りというか、なかなか出来なくて思わず笑ってしまうエピソードになっているんですが、、、ダイヤル式黒電話に関しては、まっ、まさか、そっ、そうくるかぁ~~~という展開に。
スマホ世代には、ダイヤルトーンを確認してからダイヤルするっていう感覚が無いのかな。
いや、連絡は、相手がビジネスの場合も含めて、ソーシャルメディア経由がほとんどだから、ダイヤルするっていう感覚がないのかな。


1~3の全てが出来なかった時に、

"My parents are probably so disappointed."

という言葉が、挑戦者の口から出てきましたが、日本の高校生だと、こうは言わないかなと思います。
でも、海外の番組を見ていると、両親に、母に、父に感謝とか、誇りに思ってもらいたいとか、今回の様に両親をがっかりさせてしまったとか、家族に関するコメントがよく出てくる気がします。有名人が何かの賞を貰った時の受賞スピーチ等でも、よくありますよね。

あっ、もしかして、こう思うのは英子だけ?
日本でも、家族絡みのコメントをする人は、実は多いのかな?


そういえば、、、動画の最初で話題にされる百科事典。みなさんのお家にはありますか?
英子の実家には、ずらずらずら~っと本棚に並ぶ印刷版百科事典が今もあります!

エレンは、百科事典がどういうものかを説明した後、ジョークとして、

"Who remembers books?"

って聞いてますが、冗談抜きで、紙版の書籍って何?っていう時代が来たりして。
インターネットやデジタル版の情報の普及で、紙版の書籍等が減っているのは、世界に共通する傾向なんでしょうね。
本棚とは、読書用の本をずらっと並べる為の棚ではなくて、アンティークな価値を持つ書籍を飾る棚になったりとか。


英語圏の動画を見て、英語を介しての感情を感じ取るのは勿論、文化や環境の違い共通点にも注目してみると、より感情が理解し易くなると思います。


余談:Yellow pagesについて
ニュージーランドでも、ビジネス系電話帳はYellow pagesと言います。(アメリカの一部ではYellowbook。) 英語圏でそう言うのかと思ったら、英語圏以外でも、Yellow pagesと言う国は結構あるみたいですね。(Wikipedia: Yellow pages))
ちなみに、White pagesというのは、個人所有の住宅用電話やアルファベット順の電話帳のことを言うそうです。(一般的な電話帳(Yellow pagesもWhite pagesも含む)は、Telephone directoryやPhone bookなどと言います。)

ニュージーランドでは、White Pages Residential bookという住宅用電話番号の電話帳があります(通常、White pagesと呼んでます)。以前は、黄色い表紙が特徴のビジネス系電話番号と広告を掲載したYellow pagesと、白を基調として住宅系電話番号を掲載したWhite pagesという2冊の電話帳が毎年配達されていましたが、最近では、White pagesに掲載される固定電話を所有しない住民や番号の掲載を希望しない住民が増えたからか、White pagesは、リクエストした家にのみ配布されることになったそうです。

実は、この「Yellow pagesについて」の部分を書くために、自宅にあるYellow pagesを引っ張り出してきて、中身を確認している途中で、最後のページに、"Where did all the people go?"と書いてあるのが目に留まりました。「何のこと?」と続きを読んでみると、White Pages Residential bookは自動配達されなくなったこと、欲しい人は、どこにリクエストすれば良いのか等について書いてありました。(それを読むまで、White pagesは、今はオンライン版があるし、紙版の需要が無くなったから、廃止されたのだと、ずっと勝手に思ってました!無知な英子。滝汗;)

White pagesとの合冊版になったと思い込んでいたYellow pagesは、前半が今まで通りの業種別Yellow pagesで、後半部分に、ビジネス名のアルファベット順に電話番号を掲載したWhite pagesというセクションが追加されていました。ということで、Yellow pagesは、ビジネスを業種別、アルファベット順に掲載するという、より便利なものに生まれ変わっていました。

英子が暮らすクライストチャーチでは、2010年と2011年の地震後、ビジネスの数も住民の数も急激に減って、、、電話帳の厚みがもの凄く薄くなったことにショックを受けたことを覚えています。
が、掲載数が減ったことから、フォントサイズを10%大きくして、情報を探しやすくしたり(インターネットや各種デバイスを使わない世代にも配慮したのかな)、住宅用にはリクエストされた場合にのみ配布という環境に配慮した方法を導入し、ビジネス用にはアルファベット順の掲載も追加してより使い易くしたりと、ポジティブな変更が加えられてきたことに、何だか嬉しくなった英子です。

現在は、Yellow pagesもWhite pagesも、オンライン全国版が公開されていますし、電話帳を使わなくても各ビジネスの情報や連絡先をネット上で検索することが出来ること等から、動画の中の女の子同様、紙版のYellow pagesを使ったことがないという人も多いみたいですが、そんな中で、紙版の電話帳が進化していることに、デジタル化が進む中でのアナログ素材に対して、いろんな可能性を感じた英子です。



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